ドロミーティ | |||
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ドロミーティ |
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ドロミーティとは
ドロミーティ (Dolomiti) は、
イタリアのチロル地方、東アルプスに属する山群で、
北はリエンツァ川から西はイザルコ川とアディジェ川南はブレンタ川東はピアーヴェ川に囲まれた範囲である。
ドロミテとも表記される。
アディジェ川の北側のドロミーティ・ディ・ブレンタもドロミーティの一部とされている。
ドロミーティの名は、この山々で非常に豊富な鉱物である苦灰石 (ドロマイト) からなる苦灰岩(マグネシウム質石灰岩)を発見した地質学者、デオダ・ドゥ・ドロミュー から取られた。他のカルシウム質の地域とは反対にドロミーティには石灰岩の侵食現象による洞窟などが存在しない。イタリア語ではモンティ・パッリディ (Monti Pallidi、青白い山々) とも呼ばれる。また日本語では、ドロミティ、ドロミテ、ドロミチなどとも表記され、-アルプス、-山脈、-山塊が末尾につけられる事も多い。
イタリア北東部のフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のフリウーリ地方で使われるフリウリ語やスイスの第四の公用語ロマンシュ語とともにレト・ロマンス語群のひとつであるラディン語(ラディーノ語、ドロミテ語、ドロミーティ語)が使われている地域でもある。
ドロミーティは、別々の100m程の先端を持った高い頂上を持つ形によって特徴づけられている。
最も高い頂上は3342mのマルモラーダである。岩は (岸壁の) アルプス登山家の実践場所を提供している。例えばアルペ・ディ・シウージやアンペッツァーニ高原のような高い場所では、牧場が営まれている。1800m
(北側斜面) または2200m (日射のある斜面) まで植物が生育し主に針葉樹林 (イツトウヒ、ヨーロッパモミ、ヨーロッパアカマツ) となっている、ヨーロッパハイマツとムゴマツの森となっている。
この地域の経済は主として冬と夏の観光で成り立っている。
また登山靴、スキーブーツのブランド「ドロミテ」名の由来ともなっている。
ドロミーティ
人は、なぜ世界遺産に魅せられるのか