ドニャーナ国立公園
ドニャーナ国立公園 |
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ドニャーナ国立公園とは
ドニャーナ国立公園は、ウエルバ県、セビリャ県、カディス県にまたがるスペインの国立公園で、
ヨーロッパでも最大級の自然保護区である。
ユネスコの世界遺産に登録されているほか、生物圏保護区、ラムサール条約登録地にもなっている。
この国立公園は、
毎年50万羽以上の水鳥たちが越冬地に選ぶ楽園であるだけでなく、
300種以上の脊椎動物や甲殻類にとっても良好な避難所となっている。
スペイン南部のアンダルシア地方に位置し、大西洋に注ぐ河口と同じ高さの、グアダルキビール川右岸に広がっている。
1969年に創設されたこの国立公園の面積は、
54000ヘクタール以上の面積を持ち、毎年25万人以上が訪れる。
オオフラミンゴ、イベリアカタシロワシ、チチュウカイカメレオン、アカシカなどにめぐり合うことも珍しくない。
公園の自然環境は実に多彩で、安定的な砂丘や流動的な砂丘もあれば、乾いた沼地や湿った沼地もある。
また、コルクの木やオリーブの木の雑木林と、ラグーンとが、それぞれ対照的な景観を形成している。
ドニャーナ国立公園は、
全地球的に絶滅が危惧されているネコ科の動物であるスペインオオヤマネコにとっても最後の隠れ家となっている。
彼らは50匹ほどの個体からなる小集団を2つ形成しているので、この地方の総個体数は100匹ほどと考えられる。
ドニャーナ国立公園