ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸
ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸 |
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ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸とは
ジャイアンツ・コーズウェーは、
イギリス・北アイルランドにある、火山活動で生まれた4万もの石柱群が連なる地域。
アントリム州ブッシュミルズの北2kmに位置する海岸線にある。
1986年にユネスコの世界遺産に登録され、
翌年には北アイルランド環境省 (the Department of the Environment for Northern Ireland) によって自然保護区に指定された。2005年には『ラジオ・タイムズ』誌 (Radio Times) の読者投票で、
「イギリスの最も偉大な自然の驚異」ランキング第四位に選ばれている。
ジャイアンツ・コーズウェーは、ナショナル・トラストによって管理されている。
ジャイアンツ・コーズウェー(「巨人の石道」)の名は、
アイルランドの伝説の巨人フィン・マックールに因む。
伝説では、彼がスコットランドの巨人ベナンドナーと戦いに行くためにコーズウェーを作ったとされる。
フィン・マックールはスコットランドへ辿り着く前に眠くなってしまった。
フィンがいつまで経っても来ないので、ベナンドナーは彼を探すために橋を架けた。
ベナンドナーがフィンよりも大きいことを見て取ったフィンの妻ウナは、フィンに毛布を掛けて、フィンが子どもであるかのように見せかけた(異伝では、ベナンドナーの大きさを見て逃げ出したフィンは、
赤ん坊のふりをさせてくれと妻に頼んだ)。
ベナンドナーは、「赤子」の大きさを見て、父のはずのフィンはもっと大きいのだろうと推測した。
そして、恐れをなして、コーズウェーを蹴散らしつつ逃げ出したという。
異伝では、妻ウナが岩に彩色してステーキに見せかけたものをベナンドナーに出し、
「赤子」のフィンには普通のステーキを出したところ、
「岩のように硬い」はずのステーキを「赤子」が易々と食べるのを見て恐怖したベナンドナーが逃げ出した、
というものもある。
コーズウェーの伝説に対応する伝説は、
スコットランドのスタッファ島のフィンガルの洞窟 (Fingal's Cave) にも見られる。
ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸