ヘラクレスの塔

ヘラクレスの塔
列車で選ぶ
ヘラクレスの塔




ヘラクレスの塔とは
ヘラクレスの塔、またはエルクレスの塔は、
スペイン・ガリシア州のア・コルーニャ県の県都ア・コルーニャの中心部から
2.4キロメートル離れた半島に建つローマ建築の灯台である。
海抜57メートルの丘に建つこの塔は55メートルの高さがあり、
スペインにおいてチピオナ灯台 (62m) についで高い灯台である。灯台からは北大西洋を一望することができる。
20世紀まではブリガンティウムの塔 (Farum Brigantium) の名で知られていた。

1791年に改築工事が施されたものの、
ローマ時代に建築されてから既に約1,900年が経過しているにも関わらず、
ヘラクレスの塔は21世紀になった今もなお現役の灯台として利用されている。
2009年6月27日、UNESCOの世界遺産に登録された。




ヘラクレスの塔は、2世紀には存在を知られていた。
トラヤヌス(在位98年-117年)の時代に建設、あるいはもしかすると再建された。
基礎部分はフェニキア起源のデザインを踏襲したのかもしれない。
ラクレスの塔は、アレクサンドリアの大灯台をモデルに建築されたと考えられている。

塔の土台には、ラテン語で MARTI AUG.SACR C.SEVIVS LUPUS ARCHTECTUS AEMINIENSIS LVSITANVS.EX.VO という碑文の記された礎石が残されており、
元々の塔がルシタニア属州アエミニウム(現在のポルトガル・コインブラ)出身のガイウス・セウィウス・ルプスという建築家によって、ローマ神話の神マールスに奉納物として捧げられたものであることが認められる。
ヘラクレスの塔は2世紀から灯台として利用され続けており、現存する最古の灯台であると考えられている。


列車で選ぶ
ヘラクレスの塔




世界遺産を国・地域別で探す 世界遺産を名前で探す
世界遺産の一覧 (ヨーロッパ)
世界遺産の一覧 (アフリカ)
世界遺産の一覧 (アジア)
世界遺産の一覧 (オセアニア)
世界遺産の一覧 (北アメリカ・中央アメリカ)
世界遺産の一覧 (南アメリカ)






あ行の世界遺産はこちら
か行の世界遺産はこちら
さ行の世界遺産はこちら
た行の世界遺産はこちら
な行の世界遺産はこちら
は行の世界遺産はこちら
ま行の世界遺産はこちら
や行の世界遺産はこちら
ら行の世界遺産はこちら
わ行の世界遺産はこちら







サブメニュー



関連サイト


サイト管理者より

人は、なぜ世界遺産に魅せられるのか