イビサ、生物多様性と文化 | |||
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イビサ、生物多様性と文化 |
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イビサ、生物多様性と文化とは
イビサ島は1999年にユネスコの世界遺産に登録された。
スペインの世界遺産のうち2件目の複合遺産である。
イビサ島(スペイン語:Ibiza、カタルーニャ語:Eivissa)は、
地中海のバレアレス諸島に属するスペイン領の島である。
正式名称は、カタルーニャ語表記のエイビッサ島である。
英語表記であるイビザ島も見られる。中心都市は、エイビッサ。
イビサ島の歴史
西地中海の要所にあるため、古来ローマ帝国やヴァンダル人、ビザンティン帝国、
イスラム諸国家、アラゴン王国など、様々な勢力の間でその支配権が争われて来た。
近世以降は、当初はアラゴン王国、
やがてそのアラゴン王国などを統合したスペイン王国が領有して現在に至っている。
イビサが世界中から注目されるのは戦後、この島がヨーロッパのヒッピー文化の中心となってからである。
やがて1980年代終わりに、この島で息づいていたバレアリックと呼ばれる独特の
自由なダンス音楽スタイルとそのクラブシーンの享楽的な雰囲気を
、当時英国で盛り上がっていたセカンド・サマー・オブ・ラブ世代のDJ達とプロモーターが発見したことにより、
イビサ島は英国の若者たちのパーティー・アイランドとして爆発的な発展を遂げることになる。
1990年代を通してヨーロッパのクラブ文化、
ダンス音楽の中心部として君臨し、
最新の音楽流行を求めて世界中からクラバーたちが押し寄せる若者文化の中心地となる。
その後、イビサ島のクラブの巨大化、陳腐化と客層の低年齢化により、
以前のような先鋭的な音楽シーンは姿を消したものの、
依然として欧州の若者達の夏の最もポピュラーな目的地である。
イビサ島の観光
有名なクラブが多くあり、特に夏の間は世界中の有名DJがプレイするため、
ポピュラーな観光地となっている。
また、その美しい海と砂浜も多くの人々を惹き付けている。
島の西海岸にあるバー、カフェ・デル・マーは、
その美しい日没の風景とバーのDJが掛ける独特の音楽のために、世界で最も有名なバーの1つとして知られている。
このバーで掛けられているようなリラックスできるダンス系の音楽は、
後にチルアウト音楽と呼ばれるジャンルとして欧州で流行した。
他に有名なクラブとしては、
パチャやアムネシア(amnesia)、スペース、プリビレジ(Privilege)、エデン、エルディヴィーノ、エスパラディスなどが上げられる。アムネシアで行われる泡パーティーや、
エスパラディスで行われる水パーティーは非常に有名である。
プリビレジは収容人数1万人を誇り、世界最大のクラブとしてギネスに登録されている。
また、イビサ島自体にもその古い歴史から美しい中世・近世の町並みが良く保存されており、
世界遺産に登録されている。
イビサ島の市街地
人は、なぜ世界遺産に魅せられるのか