スイス・アルプスのユングフラウとアレッチ | |||
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スイス・アルプスのユングフラウとアレッチ |
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スイス・アルプスのユングフラウとアレッチとは
アレッチ氷河(アレッチひょうが)は、
スイス・ヴァレー州にあるアルプス山脈最大の氷河。
ユーラシア大陸の西半分で見ても最大を誇る。
北はユングフラウに、南はマッサ川の峡谷群を経由してローヌ川に、
東はメルジェレン湖 (Märjelensee) に、西はアレッチホルンにそれぞれ囲まれている。
アレッチ氷河の概要
氷河の長さは23.6km(2001年12月)に及び、
面積は117.6km²(ユネスコの資料では128km² )、水の総重量は270億トンになる。
その中心部は年180 - 200mのスピードで前進している。
アレッチ氷河を取り囲む9つの山頂はいずれも4000m級で、平均の標高は4108mである
ユングフラウヨッホから見た氷河
アレッチ氷河の世界遺産登録について
ユネスコの世界遺産委員会は、2001年にアレッチ氷河を世界遺産リストに登録した。
当初の登録名は、「ユングフラウ - アレッチ - ビーチホルン」で、
アレッチ氷河の中でもユングフラウ、アレッチホルン、ビーチホルン、フィンスターアールホルン (Finsteraarhorn) の各山頂を含む一帯が登録された。登録面積の多くはヴァレー州に属する。
登録に当たっては、一帯の氷河が作り出す景観や、動物相、植物相のほか、
景観がヨーロッパの文学や芸術を触発したことなども評価された
(ただし、複合遺産としてでなく自然遺産としての登録)。
スイス当局は、ヴェッタースホルン、シュレックホルン、
アイガー、メンヒ、ユングフラウ、グレッチャーホルン、ブライトホルン、
ブリュムリスアルプの各山頂を結ぶ形で登録対象の更なる拡大を企図し、
2005年に暫定リストに加えていた。
2007年の第31回世界遺産委員会で実際に登録対象の拡大が認められ、
登録面積は53934haから82400 haへと増大した。
2008年に現在の名称に変更された。
人は、なぜ世界遺産に魅せられるのか