トゥルカナ湖国立公園群 | |||
---|---|---|---|
トゥルカナ湖国立公園群 |
|||
トゥルカナ湖国立公園群とは
トゥルカナ湖国立公園群は、
ケニア北部のトゥルカナ湖(Lake Turkana、旧称ルドルフ湖、Lake Rudolf)の3つの国立公園の総称で、世界遺産。
東岸に立地するシビロイ国立公園 (Sibiloi National Park) は1570平方キロメートルでエチオピア国境に30kmほど、湖の中央やや南の火山島のセントラル・アイランド国立公園
(Central Island National Park) 5平方キロメートル、南端近くのやはり火山島のサウス・アイランド国立公園 (South
Island National Park) 39平方キロメートルからなる。
ケニアの他の国立公園と同じように、ケニア野生生物公社 (Kenya Wildlife Service: KWS) が管理している。
荒涼とした湖岸に縁取られた翡翠色の湖水が、
草木の生えていない絶壁の間を南北に伸びる印象的な景観、水鳥の大規模な生息地、
数百万年前の人類の化石の産地、といった観光資源には恵まれている。
しかし、交通がきわめて不便な場所であるために訪問者は少ない。
水鳥、ナイルワニ、カバの生息地であり、
多様な鳥類相と砂漠環境を持つトゥルカナ湖の生態系は植物と動物の集団の研究に理想的な場所である。
また、先史時代の環境の理解につながるコービ・フォラ (Koobi Fora) の人類祖先の化石産地がある。
これらが世界遺産選定の理由である。
トゥルカナ湖
トゥルカナ湖はマラウィ湖、タンガニーカ湖から続く大地溝帯の湖のうち、最も北にある。
南北250km、東西は最大で40kmの細長い湖。 湖水はソーダを含む。
大部分はケニアに含まれるが、北の端は国境を超えてエチオピアに入る。 流出河川はない。
流入河川はエチオピア側、湖の北端に河口が開くオモ川が最大で、湖に流入する水量の90%以上を供給する。
小規模なものがケニア側にある。
英語の別名は「翡翠の海 (Jade Sea)」で、植物プランクトンで深い緑色をしている湖水がそのいわれである。
ケブラーダ・デ・ウマワーカ
人は、なぜ世界遺産に魅せられるのか