サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院 | |||
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サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会と ドメニコ会修道院 |
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サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』がある
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会と
ドメニコ会修道院(レオナルド・ダ・ヴィンチの『さいごのばんさん』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエきょうかいと ドメニコかいしゅうどういん)は、イタリアのミラノにある世界遺産。
最後の晩餐の歴史
『最後の晩餐』(さいごのばんさん、伊: L'Ultima Cena)は、
レオナルド・ダ・ヴィンチが、彼のパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の要望で描いた絵画である。これはキリスト教の聖書に登場するイエス・キリストの最後の日に描かれている最後の晩餐の情景を描いている。ヨハネによる福音書13章21節より、12弟子の中の一人が私を裏切る、とキリストが予言した時の情景である。
絵はミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁画として描かれたもので、420 x 910 cm の巨大なものである。レオナルドは1495年から制作に取りかかり、1498年に完成している。
ほとんどの作品が未完とも言われるレオナルドの絵画の中で、数少ない完成した作品の一つであるが、最も損傷が激しい絵画としても知られている。
また遅筆で有名なレオナルドが3年でこの絵を完成しているのは彼にしては速いペースで作業を行ったと言える。
「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」は世界遺産に登録されている。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院の歴史
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(イタリア語: Chiesa di Santa Maria delle Grazie)は、
イタリア・ミラノにあるカトリック教会の聖堂である。レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐は、敷地内の修道院にある食堂の壁画であり、ユネスコの世界遺産(レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院)に登録されている。
ミラノ公フランチェスコ・スフォルツァがドミニコ修道院と教会の建設を指示し、建築家ソラーリによって長い年月をかけ1469年に完成した。教会のアプスは1492年以降、ドナト・ブラマンテにより改築されたものとされる(明白な証拠はない、という指摘もある)。当時ブラマンテはミラノに居住しており、教会の歴史書のなかにも一度登場している。
レオナルドと8歳年上のブラマンテは同時期にミラノに滞在していた。
レオナルドの手記にも理想の教会堂のスケッチが残されており、両者の交流があったことが考えられる。
教会は第二次世界大戦中に連合軍の空襲を受け、大きな被害を受けた。『最後の晩餐』の前には土嚢が積み上げてあったため、かろうじて被害を免れたという。
ドメニコ会修道院
人は、なぜ世界遺産に魅せられるのか